物価連動国債の利回りはどこでみる? この利回りを日本の10年金利から引いたら実質金利になる?
12月12日
物価連動国債の利回りは以下の場所で確認できます:
主な情報源:
- 財務省のウェブサイト: 物価連動国債の入札結果や流通利回りが公表されています
- 日本銀行の統計: 国債利回りの統計データに含まれています
- Bloomberg、Refinitivなどの金融情報端末: リアルタイムの市場データが見られます
- 証券会社の債券情報ページ: 主要な証券会社のサイトでも確認できます
実質金利の計算について:
ご質問の計算方法は逆です。正しくは:
名目金利(10年国債利回り) – 期待インフレ率 = 実質金利
物価連動国債の利回りは、それ自体が実質金利を表しています。なぜなら、物価連動国債は元本がインフレ率に連動して調整されるため、その利回りはインフレ調整後の実質的なリターンを示すからです。
つまり:
- 物価連動国債利回り ≈ 実質金利(市場が織り込んでいる)
- 名目10年国債利回り – 物価連動国債利回り ≈ 期待インフレ率
この差分はブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)と呼ばれ、市場が予想する今後のインフレ率の目安となります。
期待インフレ率が物価連動国債の利回りではないの?
12月12日
いえ、物価連動国債の利回り = 実質金利です。
整理すると:
名目10年国債利回り = 実質金利 + 期待インフレ率
この式を分解すると:
- 名目10年国債利回り: 普通の国債の利回り(例: 0.5%)
- 物価連動国債利回り: 実質金利(例: -0.5%)
- 期待インフレ率: 名目利回り – 物価連動国債利回り(例: 0.5% – (-0.5%) = 1.0%)
なぜ物価連動国債の利回り = 実質金利なのか:
物価連動国債は元本がCPI(消費者物価指数)に連動して増減します。つまり:
- インフレ分は元本調整で自動的に補償される
- そのため、利回りはインフレを差し引いた後の「実質的な」リターンを表す
計算例:
- 名目10年国債: 0.5%
- 物価連動国債: -0.3%
- 期待インフレ率 = 0.5% – (-0.3%) = 0.8%
この0.8%がブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)で、市場が織り込んでいる期待インフレ率です。
私は日本の実質金利がわかればいいのですが その内訳も知りたいのです
実質金利 期待インフレ率
をそれぞれどこのサイトのどのページでみるのかおしえて
12月12日
日本の実質金利と期待インフレ率を確認できるサイトをご紹介します。
実質金利(物価連動国債利回り)
日本銀行の統計
- サイト: https://www.stat-search.boj.or.jp/
- 統計名: 「長・短期金利」→「国債利回り」
- 項目: 物価連動国債10年利回り
財務省
- サイト: https://www.mof.go.jp/
- 「国債」→「国債金利情報」のセクション
- 物価連動国債の入札結果・流通利回り
期待インフレ率(BEI = ブレーク・イーブン・インフレ率)
日本銀行
- サイト: https://www.boj.or.jp/
- 「統計」→「金融経済統計月報」
- または統計検索サイトで「ブレーク・イーブン・インフレ率」で検索
QUICK(日経の金融情報サービス)
- 日経電子版の債券市場ページで確認可能な場合があります
Bloomberg等の金融情報サイト
- 無料では見られませんが、証券口座を持っていれば証券会社のサイトで確認できることもあります
日銀の統計検索サイトが最も包括的で無料でアクセスできるのでおすすめです。
jgbcm (1).csv
csv
財務省のデータこれでいい?
12月12日
ファイルの内容を確認させていただきます。
財務省からアップロードされたCSVファイルの内容を確認
CSVファイルの内容を確認して物価連動国債のデータがあるか確認
作業ファイルを表示
このファイルは普通の国債(名目国債)の利回りデータですね。1年物から40年物までの利回りが載っています。
**これでは不十分です。**あなたが必要なのは:
- 物価連動国債の利回り(実質金利)← このファイルにはない
- 名目国債の利回り(10年)← このファイルにある(1.933%など)
実質金利を知るには、物価連動国債の利回りデータも必要です。
財務省のサイトで:
- 「物価連動国債」または「インフレ連動債」のページ
- 「国債統計」の中の物価連動国債セクション
を探してみてください。通常は名目国債とは別のページやファイルになっています。
もし見つけられなければ、日本銀行の統計検索サイト(https://www.stat-search.boj.or.jp/)で「物価連動国債」で検索する方が早いかもしれません。
そのURLをおしえてほしいんだけど
12月12日
財務省 物価連動国債 利回り データ
10件の結果
go.jp
完璧です!財務省のこのページに両方のデータがあります:
財務省 – BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)の推移
URL: https://www.mof.go.jp/jgbs/topics/bond/10year_inflation-indexed/bei.pdf
このPDFには以下が掲載されています(2025年11月20日時点):
- 10年物価連動債 = 0.134%(実質金利)
- 10年固定利付債 = 1.763%(名目金利)
- BEI(10年債) = 1.629%(期待インフレ率)
計算式: 1.763% – 0.134% = 1.629%
その他の有用なURL
日本相互証券 – BEIの推移(時系列データ) https://www.bb.jbts.co.jp/ja/historical/marketdata05.html
浜町SCI – 物価連動国債の流通利回り時系列データ https://www.hamacho.net/jp/data/物価連動国債の流通利回りの時系列データ/
財務省のPDFが一番シンプルで、実質金利・名目金利・期待インフレ率が一目で分かるのでおすすめです。
日本相互証券 – BEIの推移(時系列データ) これいいじゃん
12月12日
はい、日本相互証券のページは時系列データが見られるので、過去の推移を追うには最適ですね!
日本相互証券のページの利点
- 日次データが見られる
- 過去の推移をグラフや表で確認できる
- BEI(期待インフレ率)が直接掲載されている
- 定期的に更新される
データの見方
このページでは:
- 物価連動国債の複利利回り = 実質金利
- 10年利付国債の複利利回り = 名目金利
- BEI = 期待インフレ率(上記2つの差)
が確認できます。
財務省のPDFは最新の1時点だけですが、日本相互証券ならトレンド分析ができるので、実質金利や期待インフレ率がどう推移しているかを見るには断然こちらの方が使いやすいです。
良いページを見つけましたね!
これをみるとインフレ期待はあって、10年金利が低かったことで実質金利が低かったのですね ここから利上げすると実質金利がたかくなりますかね?
12月12日
その通りです!現状を整理すると:
現在の状況(日本相互証券のデータから)
- 名目10年金利: 約1.7-1.8%程度
- 期待インフレ率(BEI): 約1.6%程度
- 実質金利: 約0.1-0.2%(かなり低い)
つまり、名目金利は上がってきたものの、インフレ期待も高いため、実質金利はまだ低水準です。
日銀が利上げすると何が起きるか?
シナリオ1: 名目金利だけ上昇(インフレ期待は変わらず)
- 10年金利が2.0%、2.5%と上昇
- 期待インフレ率が1.6%のまま
- → 実質金利が上昇(例: 2.5% – 1.6% = 0.9%)
シナリオ2: インフレ期待も同時に低下
- 利上げが「インフレ抑制に成功」と市場が判断
- 期待インフレ率も1.6%→1.0%に低下
- 名目金利も連動して低下する可能性
- → 実質金利の上昇幅は限定的
シナリオ3: インフレ期待が先に低下
- 経済減速でインフレ期待が低下
- 名目金利も低下
- → 実質金利はあまり変わらない
最も可能性が高いのは?
日銀の利上げが段階的に進めば、シナリオ1に近い形で実質金利は徐々に上昇すると思われます。ただし、急激な利上げは経済を冷やしインフレ期待も低下させるため、実質金利の上昇ペースは緩やかになる可能性が高いです。
日本相互証券のBEI推移を定期的にチェックすれば、この動きがリアルタイムで確認できますよ。
米国実質金利が上昇しているので、しばらく円安なのですかね
12月12日
米国実質金利 2025
10件の結果
米国 TIPS 実質金利 2025 推移
10件の結果
良い質問ですね。確かに米国の実質金利上昇が円安要因になります。整理しましょう:
日米金利差と為替の関係
実質金利差が重要:
- 日本の実質金利: 約0.1-0.2%(非常に低い)
- 米国の実質金利: 約2.0%前後(高水準)
- 差: 約1.8-1.9%
この大きな実質金利差がドル高・円安を支えています。
米国実質金利が高止まりしている理由
現在の米国では:
- 名目10年金利: 約4.3-4.5%
- 期待インフレ率: 約2.3-2.5%
- 実質金利: 約2.0%前後
FRBは利下げを始めていますが、名目金利はまだ高く、実質金利も高水準です。
円安がしばらく続く可能性
シナリオ1: 米実質金利高止まり + 日本実質金利低位
- 現状維持 → 円安継続の可能性大
シナリオ2: 日銀の利上げが進む
- 日本の名目金利が2.0-2.5%に上昇
- 期待インフレ率が1.6%のまま
- 日本の実質金利が0.5-0.9%に上昇
- → 日米実質金利差が縮小 → 円高要因
シナリオ3: 米国の実質金利低下
- FRBが追加利下げ
- 米実質金利が1.5%程度に低下
- → 日米実質金利差が縮小 → 円高要因
結論
米国実質金利が高止まりし、日本の実質金利が低いままなら、しばらく円安圧力は続くでしょう。ただし、日銀が段階的に利上げすれば徐々に円高方向に修正される可能性があります。
日本相互証券のBEI推移と、米国TIPS利回り(実質金利)を両方ウォッチすると良いですね。
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